このページの本文へ

ここから本文

モビリティ

カーエレクトロニクス

三菱電機ソフトウエアは、ハイブリッド、電気自動車などのパワートレイン制御システム、ヘッドライト制御、運転者監視といった安全システムなどで、快適で安全なドライブ環境を実現するソフトウェア開発に取り組んでいます。

カーエレクトロニクスについてのお問合せ

電動パワーステアリングシステム

電動パワーステアリングシステムは、ドライバーのステアリング操舵トルクに応じて、電流制御でモータの駆動トルクを制御し運転状況に合わせてアシストするシステムです。先進運転支援システムや自動運転システムにおける自動操舵にも用いられています。

パワートレイン制御システム(ガソリン車、ハイブリッド車)

パワートレイン制御システムは、エンジンの力を効率的に引き出し、燃料消費量を低減するとともに、排気ガスをよりきれいにするためのものです。 ハイブリッド車用エンジンでは、熱効率の向上のために燃焼プロセスを最適化するための電子制御技術が導入されており、燃料の効率的な燃焼を実現しています。

パワートレイン制御システム(ガソリン車、ハイブリッド車)

電動パワートレイン制御システム(ハイブリッド車、電気自動車)

電動パワートレイン制御システムは低炭素社会の構築に貢献する車載技術です。
EVコントロールユニットは電気自動車の車両制御、モータコントロールユニットは電気自動車の駆動用モータを制御し、その一部であるインバータは直流を交流に電力変換して、ハイブリッド車や電気自動車等に搭載される三相モータを制御します。バッテリマネージメントユニットは電動化システムが効率よく作動するためにバッテリを管理します。車載充電器は商用電源(100V/200V)を昇圧し、電気自動車の高圧バッテリを充電します。

沿線防災システム

車両システム開発ツール

自動車に搭載される電子制御システム(エンジン、電動パワーステアリング、電動化、予防安全等)を製造する電機メーカーや自動車メーカーで使用いただく「車両システム開発ツール」を開発しています。具体的には、お客様の設計/実験/生産/サービス部門向けに、ソフトウェアを効率よく製作する開発支援ツール、品質評価をする実験評価試験装置、機能検査をする生産用の出荷検査設備、自動車の故障解析をする故障診断ツールなどがあり、幅広くお客様に提供しています。
車両システム開発ツールに搭載されるソフトウェアは、要求分析・設計・コーディング・レビュー・試験のプロセスに沿って開発しており、信頼性の高い製品づくりに取り組んでいます。

運行管理システム

カーエレクトロニクス
についてのお問い合わせ

お気軽にお問い合わせ・ご相談ください

モビリティ事業統括部
姫路事業所/三田事業所

受付時間:9時~17時(土日祝祭日および当社休業日を除く)

カーエレクトロニクス
についてのお問い合わせ

上のボタンを押すと問い合わせフォームが立ち上がります。ご利用ください。

関連情報

関連技術/技術レポート

  • 「カーエレクトロニクス」ソリューションに係る技術レポートをご覧ください。
  • 技術レポートに記載の会社名および組織名は、2022年4月1日の経営統合前の名称が含まれます。
  • すべての技術レポートは、下の「その他の技術レポートはこちら」からご参照ください。

EPSシステムシミュレータ2018の開発

EPSシステムシミュレータ2018の開発

近年自動車の電子化により、搭載される電子制御ユニット(以下、ECU)の数は急激に増加している。ECUの高性能化が進み、ECU機能テストは複雑化するとともに、車載ネットワークを介して他のECUと相互接続されるため、その重要性は増す一方である。また、ECUサプライヤである三菱電機(株)姫路製作所(以下、姫電)では、カーメーカーからの度重なる開発スケジュールの変更やコスト低減要求に伴う仕様変更により、ECU機能テストを予定どおりに進めることに多くの労力を費やされている。このECU機能テストをより効率的に行う手段として、当社は電動パワーステアリング(以下、EPS)システムシミュレータ2018(以下、EPS-Sim2018)と自動テストツールを開発した。EPS-Sim2018は、車両情報を模擬したアナログ信号、及び通信情報をECUへ入力し、ECUからの制御出力をロギングしながら規格値と比較/判定を行うオープンループのシミュレータである。自動テストツールは、EPS-Sim2018に搭載されたPC上のアプリケーションであり、自動テストツールからEPS-Sim2018の入出力機能やロギング機能を制御して下記を実現した。・テスト条件の作成・テストの自動再生と繰り返し実行・テスト結果からレポートを自動作成本稿では、EPS-Sim2018の概要、処理能力の高速化における技術的課題と解決策、及び自動テストツールについて紹介する。

機能安全規格に基づいた車載充電器のソフトウェアアーキテクチャ設計事例

近年、自動車業界においては高機能化の要求が求められており、マイコンに搭載するソフトウェアは年々大規模化している。それに伴い複雑になったソフトウェアの品質が製品の安全性に大きく影響を及ぼすようになっている。このような背景から自動車業界における電気/電子(E/E)システムの安全性に関する国際規格として機能安全規格ISO26262が発行された。当所でソフトウェア開発を行っている車載充電器(OBC:On Board Charger)は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリットカー(PHEV)の駆動用高圧バッテリを充電する装置である。EV/PHEVの充電時に充電機能が故障した場合、発煙・発火などを伴う危険事象が発生する可能性がある。そのため、OBCにISO26262への対応要求があり、ISO26262に対応したソフトウェア開発を行っている。ISO26262では、製品に要求される安全レベルに応じて、プロダクトが備えるべき機能や、プロセスにおいて実施すべき内容が定義されており、これらに基づいて開発を実施する。特徴的な要求事項としてソフトウェアアーキテクチャ設計でのソフトウェア安全分析及びソフトウェア従属故障分析がある。本稿では、ソフトウェアアーキテクチャ設計とソフトウェア安全分析の事例を紹介する。

自動車関連ソフトウェアにおけるAutomotiveSPICEの適用拡大

自動車関連ソフトウェアにおけるAutomotiveSPICEの適用拡大

姫路事業所開発部の事業内容は、三菱電機(株)姫路製作所向けを中心とした「故障診断装置」、「試験機・ツール」、「ECU(Electronic Control Unit)S/W開発」である。これらは、開発部の基幹事業のビジネスユニット(課組織)として位置付けられている。近年、電子制御、安全運転システム、ネットワーク化など自動車の高機能化により、それらを実現する車載システムやECUが複雑化し、車載ソフトウェアの開発規模が増大している。一方で開発期間の更なる短縮も求められており、事業を安定的に拡大するには、製品開発の円滑化と製品品質を確保することが極めて重要なものになっている。これらの対応のために、開発部では、2015年度に欧州の自動車メーカーを中心とした業界団体が定めたAutomotive SPICEのアセスメントモデルを導入した。最初にプロセス定義の作成を行い、次にそれに必要な規程を整備してソフトウェア製作の標準プロセスの構築を行った。そして「故障診断装置」のビジネスユニットをモデル部門としてレベル2を取得した。その後、標準プロセスの部内展開を行い、「ECU S/W開発」のビジネスユニットでレベル2を取得した。さらにSEPG(Software EngineeringProcess Group)が主体となり、組織で標準プロセスが実行できるように規程の整備を行い、「故障診断装置」のビジネスユニットでレベル3の認証を取得した。本稿では、AutomotiveSPICEのアセスメントモデルの導入方法とレベル2、レベル3の認証取得に関する活動内容を紹介する。

AUTOSARに準拠したCAN通信プロトコルとHILSシステムへの適用事例

AUTOSARに準拠したCAN通信プロトコルとHILSシステムへの適用事例

近年、自動車業界において、電動化や先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driver-AssistanceSystems)などの導入により、車載ECU間の連動制御(車内ネットワーク)が増加し、ECU(Electric Control Unit)のソフトウェア開発と評価に多大な工数を要している。この状況下、ECUのソフトウェア開発工数低減と信頼性向上を目的に、欧州自動車メーカーと車載部品メーカーが共同で規格化を推進しているAUTOSAR(AUTomotive OpenSystem Architecture)と称する標準プラットフォームの採用が広がりをみせている。三菱電機(株)姫路製作所においても、電動化ECUの開発にAUTOSARが採用されており、他種のECUも採用検討が進んでいる。AUTOSARは、一般的なOSと同様のハードウェア資源の管理に加えて、車内ネットワーク通信の規格と通信制約、および通信データのセキュリティ保護が組み込まれている。さらに車内ネットワークの適用通信プロトコルとして、CAN(Control Area Network)、CAN-FD(CAN withFlexible Data rate)、FlexRay、Ethernetが規定されている。本稿では、車載ECUの試験設備として使用するHILS(Hardware In the Loop Simulation)システムの開発を通して、AUTOSARに準拠したCAN-FD通信プロトコルを使用した車内ネットワーク通信の概要とシステム適用事例を紹介する。

組込ソフトウェア向けインターフェース シミュレータ(SILS)による開発効率の向上

組込ソフトウェア向けインターフェース シミュレータ(SILS)による開発効率の向上

昨今、車載向け組込ソフトウェアは、EV(Electric Vehicle)、ADAS(Advanced Driver Assistance System)開発の盛り上がりによって、ますます複雑化・大規模化するとともに、機能安全要求の高まりによる高品質化、及び、開発競争による更なる開発期間短縮が求められている。
当社もそのような環境の中にあるが、対応策の1つとしてPC上で動作するSILS(Software In the Loop Simulation)に分類されるシミュレータを開発し、開発効率を飛躍的に向上させることができた。
本稿では、このシミュレータを開発するに至った背景、シミュレータの概要、及び導入効果について紹介する。

自動車用機能安全規格ISO26262の紹介

自動車用機能安全規格ISO26262の紹介

自動車用機能安全規格ISO26262が2011年11月に制定された。これを受けて、自動車業界ではこの規格の適用を標準化する動きがある。
こうした状況の中で、自動車メーカーのみならず自動車メーカーに部品を納入しているサプライヤの中には、ISO26262の要件を満たすため、いち早く体制を整え、規則を整備し、規格に基づくプロセスを構築して第三者機関による認証を取得したところもある。
当社も近いうちにこういった事業者を顧客とする部門において、規格の要件を満たす対応を迫られる可能性が高い。そこで、そもそもISO26262とはどのような規格かを紹介する。

その他の技術レポートはこちら

関連部門

  • 「カーエレクトロニクス」ソリューションは、顧客ニーズに基づく仕様に合せた個別生産(顧客個別対応)を基本とし、当社技術に対する顧客の高い信頼をもとに、顧客ニーズに対し、直接対応することで業務を遂行します。

  • 「カーエレクトロニクス」ソリューションは、モビリティ事業統括部 姫路事業所三田事業所がご提供します。

カーエレクトロニクスについてのお問い合わせ