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テクノロジー

技術レポート:アーカイブ

Category:技術レポート:アーカイブ

MMS技報VOL.29ご挨拶

MMS技報VOL.29挨拶[PDFファイル]
ご挨拶
三菱電機マイコン機器ソフトウエア株式会社
代表取締役社長
富士 剛
平素より二菱電機マイコン機器ソフトウエア株式会社をご愛顧いただき誠にありがとうございます。新型コロナウイルス感染症は相変わらず世界各地で猛威を振るっていますが,世の中はこのパンデミックにより大きく変わってしまいました。職場では人との接触を避けるためリモートワークが進み,普段の生活においてもeコマースの進展や非接触での代金支払い等,やがて訪れるであろうと言われていた将来のデジタル化社会が一足飛びにやってきた感があります。このデジタル化の流れは,パンデミックが収まったとしても元には戻らないものと思われます。デジタルトランスフォーメーション(DX) の進展は,持続可能な社会を目指す脱炭素の取組みとも相まって,世の中に破壊的なイノベーションをもたらそうとしています。これらのイノベーションにより,私たちの生活はより一層豊かで持続可能なものになると考えられます。三菱電機株式会社殿が事業戦略において掲げる4つの領域(ライフ,インダストリー,インフラ,モビリティ)において,各種の社会課題を解決するイノベーションを実現すべく,当社は三菱電機株式会社殿とともに,持続可能な社会に貢献する多種多様な技術を開発してまいりました。本号においてご紹介する8編の技術報告では,当社が取り組むS/WやFPGAの効率的な開発手法,イノベーションの実現に不可欠となりつつある人工知能(AI) の実装技術,高度な通信システムを実現するためのアナログH/W技術等をご紹介いたします。当社は企業理念において,存在意義を「時空を超えて感動を伝え,心豊かな社会と共生の道を歩む」としています。今回ご紹介する技術も,急激に進展するDXの一助となり,心豊かな社会の実現に向けて,少しでも社会課題の解決に役立つことができましたら宰いです。当社はこの度,当社を含む三菱電機直系のソフトウエア子会社6社と合併し, 2022年4月より「三菱電機ソフトウエア株式会社(MESW)」として新たなスタートを切ることとなりました。1982年の創立以来40年近くにわたり当社に対し多大なるご支援・ご愛顧を賜り,誠に有難うございました。当社がここまで大きく発展できましたのも,ひとえに皆様方のご指導の賜物と心より感謝申し上げます。長らくご愛読いただきましたMMS技報も,今回の第29号をもちまして最終号となります。創立以来これまで培ってきました技術を新会社の中でも継承•発展させ, 今後もより一層お客様から信頼いただけるよう新会社にて社員一同誠心誠意努力していく所存ですので,皆様方の更なるご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。