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INTERVIEWS_08

システムエンジニア乗り物分野

S.I姫路事業所 開発部
2010年入社
工学部 機械システム工学科卒

仕事も子育ても、私らしく。
周囲の支えも大きな力です。

Q.三菱電機ソフトウエアに入社した理由は?

企業選びでもっとも重視していたのは、男女の違いを意識せずに働ける環境があるかどうかでした。教授にそんな想いを伝えたところ、紹介していただいたのが当社だったのです。実際に入社してみると教授のすすめに誇張はなく、女性ならではのライフイベントと仕事を無理なく両立できる風土のあることを実感しました。また育成制度が充実しており、プログラミング未経験の私も無理なく基礎から学べるという点にも惹かれました。

Q.これまでどんな仕事をしてきましたか?

入社以来4年間担当したのが、自動車を開発するための支援ツールの設計・開発でした。例えば車のハンドルにはある程度の“遊び”が必要ですが、どの程度の“遊び”が適切かを判断する際にサポートしてくれるようなツールです。このツールを使い、車の走行制御をするコンピュータ(ECU)の制御値を調整することで、快適な走行を可能としています。私が開発したツールは多くのエンジニアの皆さんに使用され、できあがった車が、今も街を走っています。

Q.現在の担当ミッションと仕事は?

2人目の娘が生まれ、育児休職から復職してからは、船の故障診断ツールの設計・開発に携わっています。クルーザーや水上バイクなどのプライベート船も、自動車の車検のように定期点検を受けなくてはなりません。その際、故障や不具合などがないかをPCに接続して判断するツールを担当しています。開発には船のハードに関する知識が必要ですので、船のエンジンの仕組みなどをお客様に教わりながら、技術を磨いています。

Q.印象に残っているエピソードは?

子育てと仕事を両立させる上で避けて通れないのが時間との闘いです。私も常に時間を意識しながら仕事に追われて、次第に心の余裕を失っていきました。そこでいかにして効率的に仕事をこなしていくかを考えるようになり、とにかく私自身のスケジュール管理を徹底するように心がけたのです。ただそれだけのことではあったのですが、効果てきめんで、次第に余裕をもって取り組めるようになっていきました。システムエンジニアとしてのパフォーマンスを落とさずに時間の余裕を生むには、とにかくスケジュール管理、タスク管理を徹底的に行うことが重要だと学びましたね。気持ちにも余裕が生まれ、子育ても楽しみながら取り組めるようになったのです。

Q.仕事のやりがいは?

2度目の育児休職から復職した際、仕事のブランクは約2年に達していました。そのタイミングで車から船へと担当が変わったこともあり、果たして以前のように働けるか、自信がありませんでした。不安を抱えながら仕事に戻り、なかなか納得のいくパフォーマンスが発揮できずに悩んでいたところ、先輩から「一度で100%を目指さなくてもいいから」とアドバイスされたのです。「まずは自分のできる範囲のことができれば十分」という言葉は、私の心をとても楽にしてくれました。これをきっかけに無理せずに自分のペースで仕事に取り組むようになり、焦らずに進んでいくことの大切さを知りました。こんなふうに互いに支え合う環境が、私にとってのやりがいにつながっています。

Q.将来どんなことに貢献したいですか?

プライベート船は、釣りやマリンスポーツなどの目的で使われます。そうした楽しい時間が機械的なトラブルで潰されてしまわないよう、故障時の診断だけでなく、事前に故障の発生を抑える予防診断の装置も開発したいと考えています。また子育てしながら働く女性の存在が今以上に当たり前のこととして受け止められる社会になっていくよう、私自身が“働くママ”のロールモデルになって、多くの女性に勇気を与えられたらと思っています。

Q.三菱電機ソフトウエアをどんな会社にしていきたいですか?

男女の別なく、誰もがずっと働き続けたいと望むような、素晴らしい会社にしていきたいと思います。もちろんそれには福利厚生制度の充実が大切です。しかしそれ以上に重要なのが、お互いに自然にサポートし合える風土のあることです。私自身、これまで周囲のたくさんの方々に支えられてきました。これからはその恩返しとして、後輩の皆さんをサポートしていきたいと思います。そんな思いが受け継がれていく会社になったら、素晴らしいことです。

Q.学生の皆さんへのメッセージをお願いします

当社は子育てと仕事を無理なく両立できる会社です。福利厚生制度が充実していることに加え、子育て中の社員を周囲で支えようとするカルチャーがしっかり根づいています。人間関係も素晴らしくて、子育ての相談ごとなども含めてプライベートな話題が多いことは、そうした風土の表れでしょう。先輩や同僚などの温かいサポートは大変にありがたいことで、これから入社される皆さんも多くの先輩に支えられながら育っていくことでしょう。

ONEDAY SCHEDULEある一日の流れ

  • 8:30

    出社

  • 9:00

    メールチェック等、ツールの仕様書作成

  • 11:00

    お客様に提出。見積書の作成

  • 12:30

    ランチ

  • 13:15

    お客様とオンラインで定例会議

  • 14:00

    仕様書と見積書に対する上司のレビュー

  • 15:00

    プログラミング作業

  • 17:00

    退社、2人の娘を学童クラブへ迎えに行く