このページの本文へ

ここから本文

INTERVIEWS_07

システムエンジニア生活インフラ分野

R.S神戸事業所 技術第5部
2016年入社
総合理工学研究科修了

電力のさらなる安定供給に向けて
最新設備の導入に挑む。

Q.三菱電機ソフトウエアに入社した理由は?

中学生の頃から、将来はIT業界で活躍したいと考えていました。入社動機は“人”の魅力です。会社訪問の際に案内してくれた管理職の方はとても優しい人柄で、質問もしやすかったです。面接の際も肩に力の入っている私を気遣って話しかけてくれて、緊張をほぐしてくれました。その経験から一人ひとりを大切にする温かな社風を感じ、入社を決めました。

Q.これまでどんな仕事をしてきましたか?

1年目に担当したのが鉄道車両や駅構内に供給する電力を監視制御するシステムです。2年目には新幹線向けの旅客案内情報システムを担当しました。いずれも“鉄道”という重要な社会インフラを支えるシステムで、入社してすぐにこのような責任ある仕事を担当できたことを嬉しく感じています。またシステムのユーザー様と直接コミュニケーションを取りながら仕様を固めていくことも経験でき、大きな成長を実感しました。

Q.現在の担当ミッションと仕事は?

3年目から現在に至るまで、電力監視制御システムの先行開発を担当しています。これはユーザーがまだ決まっていない自社開発のシステムです。私が担当しているのは電力系統の保護装置と連動するシステムの研究開発です。これは、電力設備自動化に必要な通信ネットワークとシステムについて規定している国際標準規格・IEC61850に対応した新型のものとなります。これからの電力の安定供給に貢献することになる、非常に意義深いシステムです。

Q.印象に残っているエピソードは?

2年目に担当した新幹線向け旅客案内情報システムの開発が印象に残っています。このシステムでは上流の要件定義から携わりました。その際、ユーザー様である鉄道事業者様向けの説明資料を私が作成したのですが、お客様から「わかりにくい」と指摘され、急遽修正作業を行うことになりました。時間に追われつつも先輩方の力を借りてなんとか作業は終了。本番の説明会も無事に乗り切ることができました。この経験から、システム開発においてはユーザー様の業務に精通し、相手の立場に立って考えることが重要であると学びました。当社には若手に仕事を任せ、失敗しても先輩がしっかりとフォローしてくれる環境があります。若手の成長を後押ししてくれる、素晴らしい風土だと思います。

Q.仕事のやりがいは?

新幹線向け旅客案内情報システムの導入によって、駅ホームの案内板には列車遅延などの情報がより見やすく、スピーディーに表示されるようになりました。それを見た人の「きれいになった」という声をたまたまSNSで知ることができ、社会に価値ある貢献ができたと誇らしく思いました。また現在の電力監視制御システムの開発を通じて国際標準規格について長く研究してきたため、この分野では社内の第一人者になれたという自負もあります。問い合わせをいただくことも多く、自分が磨いてきた専門性を活かすことで社内に貢献できていると、やりがいを感じます。

Q.将来どんなことに貢献したいですか?

現在開発を進めている電力監視制御システムはまだデモの段階ですが、いずれ電力会社に採用されることによって一般家庭を含む需要家に、より安定した電力供給が可能になり、電力会社にとってのコストダウンも図れることになります。その日を目指して高品質のシステム開発に取り組んでいきます。将来的にはより多くの電力会社に採用されることが目標です。

Q.三菱電機ソフトウエアをどんな会社にしていきたいですか?

6社の統合によってもっとも期待したいのは、各社が培ってきた技術の集約です。私がIEC61850の専門性を身につけているように、各社にはそれぞれの分野で圧倒的な強みを持つ人材がいます。統合によってそうした人材が同じ会社の一員となり、机を並べて仕事をするようになったら、お互いに刺激し合い、切磋琢磨してさらなる成長が得られるでしょう。そうしたシナジーが、よりよいシステムの開発につながっていくに違いありません。

Q.学生の皆さんへのメッセージをお願いします

システムエンジニアにとって重要なのは、相手のニーズに耳を傾けたりわかりやすく説明したりする「コミュニケーション力」、常に先進のテクノロジーをキャッチアップして高品質なシステムの開発を進めていく「技術力」、誰に対しても誠実で真摯に対応できる「人間性」です。もちろんすべてを兼ね備えている必要はありません。何か一つでも自信があれば、ぜひ当社で一緒に働いてみませんか。その他の資質もしっかりと磨かれていくはずです。

ONEDAY SCHEDULEある一日の流れ

  • 8:45

    出社

  • 9:00

    前提資料の読み込み

  • 11:00

    疑問点・問題点の抽出

  • 12:30

    ランチ

  • 13:15

    パートナー(三菱電機担当者)打ち合わせ

  • 14:30

    打ち合わせ内容の整理

  • 15:00

    システム動作の確認

  • 16:30

    設計資料の作成

  • 17:15

    休憩

  • 17:30

    打ち合わせ内容の整理

  • 18:00

    退社