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INTERVIEWS_05

システムエンジニア乗り物分野

K.I伊丹事業所 技術第1部
2021年入社
情報科学部 情報システム学科卒

鉄道の安全・安心を支えるシステムで
社会に役立つモノづくりを実感。

Q.三菱電機ソフトウエアに入社した理由は?

モノづくりが好きで、高校時代からプログラミングを学んできました。せっかくモノづくりをするなら広く社会に貢献したいと次第に思うようになり、身近なインフラである鉄道を支えるシステム開発に携わりたいと考えて当社を志望しました。入社の決め手となったのは先輩社員の姿です。社会貢献の使命を胸に働く姿に感動し、自分もその一員になりたいと思いました。

Q.これまでどんな仕事をしてきましたか?

入社以来、海外の鉄道事業者向けの列車統合管理システム(Train Control Management System=TCMS)のソフトウェア開発を担当しています。これは列車の安全・安心な運行に不可欠なシステムで、当社は国内外の鉄道事業者向けに長年にわたって提供を続けてきました。鉄道を支える仕事がしたいと思って当社を志望したので、配属が決まったときは嬉しかったです。多くの人々の役に立てるモノづくりができることを、誇らしく思っています。

Q.現在の担当ミッションと仕事は?

列車統合管理システムは、車内温度設定など運転士の指令を列車に搭載されている機器へ伝える一方で、モーターやブレーキなどの状態をリアルタイムで運転士に伝える重要なシステムです。現在私が開発を進めているのは、海外の鉄道事業者の新型車両投入に伴って必要となる新たなシステムです。三菱電機の方と鉄道事業者、車両メーカーから細かくヒアリングし、ニーズに沿った仕様の設計・開発に取り組んでいます。

Q.印象に残っているエピソードは?

入社1年目の夏、私は列車内のエアコンの温度を設定・変更する機能の設計を担当しました。今思えばそれはただ単に言われた通りの機能を搭載しただけのシステムで、使い勝手等への配慮には欠けていたと思います。案の定、完成したシステムは運転士にとって使いづらいとの指摘を受けてしまいました。その際、教育主任から「求められるモノをつくるだけでなく、お客様が本当に使いやすいモノであるかを意識しなくてはならない」というアドバイスを受けました。学生時代には自分の好きなようにシステムをつくっていた私はその言葉に、目から鱗が落ちる思いでした。以来、常にユーザーのことを思い、ユーザーの立場になってシステムづくりに取り組んでいます。

Q.仕事のやりがいは?

社会に不可欠なインフラである鉄道を支える仕事がしたいとは思っていましたが、まさか海外の鉄道に携わることになるとは予想していませんでした。自分がつくったシステムを実装した列車が海の向こうで走ることを思うと、胸が熱くなります。日本代表としての誇りを感じますし、それに恥じないような高品質のモノづくりをしなくてはならないとの強い想いはやりがいにつながります。残念ながら実際に海外で列車が走っている様子を見たことはありませんが、評価のために列車装置の実機に実装してテストする現場には立ち会いました。設計した通りに動作するのは当然ではあるのですが、実際にその様子を見たときはやはり感動しました。

Q.将来どんなことに貢献したいですか?

列車統合管理システムは1970年代から利用されており、現在のシステムは第4世代となります。この歴史あるシステムに携われていることを誇らしく思うと同時に、先輩方が築いてきた知見をしっかりと受け継いでさらに進化させていかなくてはならない責任を感じます。一方将来は、遠隔保守支援システムにも携わりたいと希望しています。これは車両に搭載されている機器の情報を収集して車両の保守を支援するシステムで、遠方からの車両の状態の把握を可能にしてくれるため、現場に出向く手間を省くことができます。将来的な人手不足への対応にもつながり、列車の安全・安心にさらに貢献ができると考えています。

Q.三菱電機ソフトウエアをどんな会社にしていきたいですか?

重要なインフラを支えることで、社会に不可欠な会社であり続けたいと思います。また長く受け継がれてきた既存技術だけでなく、AIやクラウドなど、新たな技術も積極的に取り入れていきたいと考えています。私たち若手にはその役目を担うことが期待されており、私自身も常にアンテナを高く掲げて、進化する技術のキャッチアップに努めています。これからの三菱電機ソフトウエアをつくっていくのは、私たちの世代なのです。

Q.学生の皆さんへのメッセージをお願いします

常によりよいものをつくることで社会に貢献したい。そんな志を持った技術者の集団が、当社です。たとえプログラミングの経験がなくても大丈夫です。研修制度が充実しているため、知識は入社してから十分学べます。何よりも大切なのは“気持ち”です。人の役に立ちたいという熱い想いがあれば必ず成長できるでしょう。ぜひ私たちと一緒に新しいことにチャレンジしてみませんか。一緒に働ける日を楽しみにしています。

ONEDAY SCHEDULEある一日の流れ

  • 8:30

    出社

  • 9:00

    ソフトウェア設計

  • 10:00

    ソフトウェア設計レビュー

  • 12:15

    ランチ

  • 13:00

    グループのミーティング

  • 14:00

    引き続きソフトウェア設計

  • 17:00

    退社