INTERVIEWS_03
システムエンジニア家電分野
K.T静岡事業所 機器開発部
2018年入社
総合科学技術研究科 工学専攻修了
より便利で快適な暮らしのために、
ソフトウエア開発で家電の進化に貢献。
Q.三菱電機ソフトウエアに入社した理由は?
日々の暮らしを便利で快適なものにしてくれる家電。私は昔からそんな家電が大好きで、何らかの形で関われる仕事がしたいと思っていました。そして就職活動で知ったのが、三菱電機製のルームエアコン。高度なセンサによって快適さが保たれている、その制御にはソフトウエアが重要な役割を果たしていると知りました。そんなソフトウエアづくりに取り組めること、上流から実装、テストとソフトウエアに幅広く携われることに惹かれ、入社を決めました。
Q.これまでどんな仕事をしてきましたか?
ルームエアコンがきっかけで当社に入社しましたから、実際にルームエアコンのソフトウエア担当に配属されたことは嬉しかったです。1年目は室外機のソフトウエア開発チームに配属され、主に試験業務を通じてエアコンの仕組みやソフトウエア構造、基本的な開発プログラムなどを学びました。その後はエアコン室内機のソフトウエア開発チームに異動。現在も引き続き室内機の担当としてソフト開発に従事しています。
Q.現在の担当ミッションと仕事は?
ルームエアコンが室内の温度を常に快適に保ってくれるのは、外気温等の情報を室外機と通信しているためです。最近ではエアコンをインターネットに接続することで、外出先からスマートフォン等で電源や温度設定などの操作ができるほか、室内の状態をサーモグラフィで確認できるようにもなりました。こうしたエアコンの進化を支えているのが、エアコン内部に搭載された通信ドライバです。私はこの通信ドライバの開発・更新を担当しています。
Q.印象に残っているエピソードは?
新型コロナウイルスのまん延に伴って室内換気の重要性が強く認識されるようになりました。そのため脚光を浴びたのが、強制的に室内の換気を行うロスナイセントラル換気システムです。これに追加されることになったのが、ルームエアコンと連携した効率的な換気機能です。入社4年目の私はこのロスナイセントラル換気システムとルームエアコンの連携に必要な通信ドライバの組込を任せられました。ロスナイの知識を基礎から学ぶ必要があったことに加え、別機種で開発されたソフトウエアを移植するための調査も行うなど、私にとって大きな挑戦の連続でした。ニーズを的確につかむためにお客様とのコミュニケーションを増やすなどの工夫も行い、開発は無事に完了。製品が発表された際は、大きな達成感を得ることができました。
Q.仕事のやりがいは?
ルームエアコンというコンシューマ製品に携わっていますので、家電量販店等で自分の開発した製品を目にすることが一番のやりがいです。テレビCMが流れるのも嬉しいですし、つい友人に自慢することもあります。また、仕事の進め方を任されていることもやりがいにつながっています。お客様のニーズをヒアリングし、設計、開発、テストまでの一連を自分の責任で進めていくことができます。コードのレビューなど、ベテラン社員が折に触れてチェックしてくれるので安心して取り組めるのもありがたい点です。任されるから成長できるし、達成感も得られ、次の挑戦につながるモチベーションもわいてきます。
Q.将来どんなことに貢献したいですか?
学生時代は情報系の勉強をしていたこともあってソフトウエアについては自信があるのですが、一方でハードウェアの知識が不足しているという自覚もあります。お客様はハードウェアのプロフェッショナルばかり。私も知識習得に力を入れて、ソフトにもハードにも精通したエンジニアを目指します。また現在は事業所内のサーバ管理やネットワーク構築なども兼務しており、この領域の技術も磨きたいと考えています。
Q.三菱電機ソフトウエアをどんな会社にしていきたいですか?
当社は三菱電機グループのソフトウエア会社が統合して誕生しました。これまで各社が培ってきた技術や開発手法を融合させることで、より価値の高いソリューションを社会に提供できるのは間違いありません。そのためにも私たち若手エンジニアが積極的に交流し、会社の中に新しい風を吹かせていかなくてはならないと考えています。未来のためによりよい社会づくりに貢献できる会社にしていくことが、これからの使命です。
Q.学生の皆さんへのメッセージをお願いします
システムエンジニアと聞くと、PCと向き合う姿をイメージする方もいらっしゃるでしょう。しかし実際はお客様や協力会社など、さまざまな立場の人と連携しながら仕事を進めなくてはなりません。技術力と同時に高いコミュニケーション力も求められる仕事なのです。また、家電から宇宙に至るまで、広範囲な事業領域をもっていることは当社の大きな魅力です。自分自身を磨きながら、新しい技術にも積極的に挑戦したいという方をお待ちしています。
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